「分割払いが残っているこのiPhone、新しいモデルに買い替えたいけど、そもそも売れるのかな?」 「残債があるスマホを売るのは、何か法律的に問題があるんじゃないか…」
新しいiPhoneへの買い替えを考えたとき、今使っている端末の分割払いが残っていると、こうした不安や疑問が頭をよぎる方は少なくないでしょう。結論からお伝えします。分割払いの残債が残っているiPhoneでも、売却することは全く問題ありません。
多くの方が知らないだけで、適切な手順を踏めば、残債のあるiPhoneを安全に、そしてお得に売ることは可能です。しかし、何も知らずに売却を進めてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、本来の価値よりもずっと低い価格で手放してしまったりする可能性もゼロではありません。
この記事では、中古スマホの専門家であるPRODIGが、残債のあるiPhoneを売却したいと考えるあなたのために、以下の点を徹底的に解説します。
- 残債があってもiPhoneが売れる仕組み
- 売却前に必ず確認すべきこと
- 安全かつお得な売却方法の比較
- 売却後の注意点とよくある質問
この記事を最後まで読めば、残債のあるiPhoneを売ることへの不安は解消され、自信を持って、最も賢い選択ができるようになります。読み終わる頃には、新しいiPhoneを手に入れるための具体的な一歩を踏み出しているはずです。
そもそもiPhoneに残債があっても売れるのはなぜ?

「残債があるのに売れるなんて、なんだか不思議…」と感じるかもしれません。そのカラクリを理解する鍵は、中古スマホの買取業界で非常に重要視される「ネットワーク利用制限」という仕組みにあります。この言葉を聞いたことがなくても大丈夫です。ここでは、なぜ残債のあるiPhoneが市場で売買されているのか、その背景を誰にでも分かるように、そして詳しく解説していきます。この仕組みを理解することが、トラブルを避け、安心してiPhoneを売却するための第一歩となります。
ポイントは「ネットワーク利用制限」!3つのステータスを理解しよう
ネットワーク利用制限とは、携帯電話会社(キャリア)が、特定のiPhoneやスマホに対して通信機能(通話やデータ通信)に制限をかけるシステムのことです。この制限の状態は、誰でもオンラインで確認することができ、その結果は「◯」「△」「×」の3つのステータスで表示されます。それぞれのステータスが何を意味するのかを正確に把握しておくことが、残債のあるiPhoneを売る上で非常に重要です。
ステータス | 状態 | 意味 | 買取への影響 |
◯ | 問題なし | 分割払いが完済済で、通信制限の心配がないクリーンな状態です。 | 全ての買取業者で問題なく、高額での買取が期待できます。 |
△ | 残債あり | 分割払いが継続中の状態です。現時点では問題なく通信できますが、将来的に支払いが滞ると「×」になる可能性があります。 | 多くの買取業者で買取可能ですが、一部業者では買取不可、または減額の対象となる場合があります。 |
× | 利用制限中 | 分割払いの滞納、不正契約、盗難品などの理由でキャリアから通信を止められている状態です。Wi-Fi環境下でしか通信できません。「赤ロム」とも呼ばれます。 | 基本的にほとんどの買取業者で大幅減額、または買取不可となります。 |
このように、あなたが売ろうとしているiPhoneが「△」の状態であれば、それは「現在、分割払いの途中である」という印になります。この時点では通信に何の問題もありません。だからこそ、多くの買取業者はこの「△」状態のiPhoneを買い取ることができるのです。ただし、将来的に「×」になるリスクを考慮するため、買取価格が「◯」の端末よりも少し低くなる場合や、業者によっては買取を断られるケースもあります。自分のiPhoneがどのステータスにあるのかを事前に知っておくことが、スムーズな売却への鍵となります。
買取業者が残債あり(ステータスが「△」)のiPhoneを買い取れる仕組み
「将来的に通信できなくなるリスクがあるのに、なぜ業者は買い取ってくれるの?」と疑問に思うかもしれません。これには、中古スマホ市場の仕組みと、買取業者のリスク管理が関係しています。
まず、買取業者はネットワーク利用制限が「△」の端末を買い取る際、その端末が将来「×」(赤ロム)になる可能性を想定しています。そのリスクを前提とした上で、買取価格を設定しているのです。例えば、「△」の端末は、同じ機種・状態の「◯」の端末に比べて、数千円から数万円程度、買取価格が低く設定されることが一般的です。
では、買い取った後の「△」端末はどうなるのでしょうか。多くの業者は、その端末を再び中古市場で販売します。その際、「ネットワーク利用制限△」であることを明記し、相場よりも少し安価で販売することで、事情を理解しているユーザーに購入してもらいます。例えば、Wi-Fi環境での利用がメインのユーザーや、サブ機として利用したいユーザーにとっては、安く手に入る「△」端末は魅力的な選択肢となり得ます。
また、一部の専門業者は、海外の市場に販売するルートを持っています。日本のネットワーク利用制限は海外の通信キャリアには影響しないため、「△」や、場合によっては「×」の端末であっても、海外では問題なく使用できるケースが多いのです。
このように、買取業者は「△」端末が持つリスクを価格に反映させ、独自の再販ルートを確保することで、ビジネスとして成り立たせています。だからこそ、私たちは分割払いが残っているiPhoneでも、売却して現金化することが可能になるのです。これは売る側にとって、支払いが完了するのを待たずに新しい機種の購入資金を得られるという、大きなメリットと言えるでしょう。
【売る前に必須】iPhoneの残債とネットワーク利用制限の確認方法
さて、残債のあるiPhoneが売れる仕組みを理解したところで、次はいよいよ実践です。あなたのiPhoneが現在どのような状態にあるのかを正確に把握しましょう。このステップは、買取査定をスムーズに進め、適正な価格で買い取ってもらうために不可欠です。確認作業は非常に簡単で、数分もあれば完了します。必要なのは「IMEI(アイエムイーアイ)」と呼ばれる、あなたのiPhone固有の製造番号だけです。ここでは、IMEIの確認方法から、各キャリアのサイトを使ったネットワーク利用制限のステータス確認手順まで、一つひとつ丁寧に解説していきます。
まずはIMEI(製造番号)を確認する3つの方法
IMEI(International Mobile Equipment Identifier)とは、スマホやタブレットなどの通信機器1台1台に割り当てられた、15桁のユニークな識別番号です。人間でいうところのマイナンバーのようなもので、この番号を使ってネットワーク利用制限の状態を照会します。IMEIを確認する方法はいくつかありますが、代表的で簡単な3つの方法をご紹介します。
- 方法1:電話アプリで確認する
- iPhoneのホーム画面にある「電話」アプリを開きます。
- キーパッドの画面に切り替え、「*#06#」と入力します。
- 入力が完了すると、自動的に画面が切り替わり、「IMEI」と表示された15桁の番号が現れます。この方法が最も手軽で簡単です。
- 方法2:設定アプリで確認する
- iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 一番上にある「情報」をタップします。
- 画面を下にスクロールしていくと、「IMEI」という項目があり、そこに15桁の番号が記載されています。この画面では、番号を長押しすることでコピーすることもでき、ウェブサイトでの入力時に便利です。
- 方法3:SIMトレイで確認する(iPhone 6s以降)
- iPhoneの電源をオフにします。
- 購入時に付属していたSIMピン、またはペーパークリップの先などを、本体側面にあるSIMトレイの小さな穴に差し込み、トレイを引き出します。
- SIMトレイの裏側に、非常に小さな文字でIMEIが刻印されています。(モデルによっては見つけにくい場合があります)
これらの方法で確認した15桁のIMEI番号を、次のステップで利用します。メモを取るか、スクリーンショットを撮っておくと良いでしょう。
【キャリア別】ネットワーク利用制限の確認手順
IMEI番号が準備できたら、次はその番号を使ってネットワーク利用制限のステータスを確認します。この確認は、あなたがiPhoneを購入した携帯電話会社(キャリア)のウェブサイトで行います。それぞれのキャリアが専用の確認ページを用意しており、誰でも無料で利用できます。
docomoの場合
NTTドコモで契約したiPhoneの場合は、以下のサイトで確認します。
- 「ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」にアクセスします。
- 「製造番号(IMEI)の入力」欄に、先ほど確認した15桁のIMEI番号を半角で入力します。
- 画像認証の文字を入力し、「確認する」ボタンをタップします。
- 結果画面に「◯」「△」「×」のいずれかの記号が表示されます。
auの場合
au(KDDI)で契約したiPhoneの場合は、以下のサイトで確認します。
- 「ネットワーク利用制限携帯電話機照会」ページにアクセスします。
- 「IMEI(半角数字15桁)」の欄に、確認したIMEI番号を入力します。
- 「IMEIを入力してください」にチェックを入れ、「確認」ボタンをタップします。
- 照会結果として「◯」「△」「×」のいずれかが表示されます。
SoftBankの場合
ソフトバンクで契約したiPhoneの場合は、以下のサイトで確認します。ワイモバイルやLINEMOの端末もこちらで確認できます。
- 「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」ページにアクセスします。
- 「IMEI(半角数字15桁)」の入力欄に、IMEI番号を入力します。
- 「確認」ボタンをタップします。
- 結果として「◯」「△」「×」「-」のいずれかが表示されます。(「-」はSoftBankで登録されていないIMEIの場合に表示されます)
楽天モバイル・その他SIMフリー端末の場合
楽天モバイルや、Apple Storeなどで購入したSIMフリー版のiPhoneをお持ちの場合、基本的には分割払いがなければネットワーク利用制限はかからないため、ステータスは「◯」または「-(ハイフン)」となります。念のため確認したい場合は、端末を利用している(または利用していた)SIMカードのキャリアのサイトで確認することができます。例えば、楽天モバイルのSIMで利用していた場合は、楽天モバイルの回線元であるauの確認サイトで照会するといった形です。ただし、SIMフリー端末は残債の概念自体がない場合が多いため、多くの場合、この確認作業は不要と考えてよいでしょう。
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残債があるiPhoneの売却方法3選!メリット・デメリットを比較

自分のiPhoneのIMEIとネットワーク利用制限の状態が確認できたら、いよいよどこに売るかを検討するフェーズです。残債があるiPhoneを売却する方法は、大きく分けて3つあります。それぞれにメリットとデメリットが存在するため、ご自身の状況や何を優先したいかによって、最適な方法は異なります。「手続きの手軽さ」「売却価格の高さ」「取引の安心感」など、あなたが重視するポイントはどれでしょうか。ここでは、それぞれの方法の特徴を詳しく比較し、あなたが後悔しない選択をするためのお手伝いをします。
方法1:キャリアの下取りプログラム
多くの人が最初に思いつくのが、新しい機種を購入するキャリアでの「下取り」ではないでしょうか。これは、新しいiPhoneを購入することを条件に、現在使っている端末をキャリアが引き取ってくれるサービスです。
メリット
- 手続きが圧倒的に楽
新しい機種の購入と同時に手続きが完了するため、別途買取業者を探したり、出品作業をしたりする手間が一切かかりません。 - 安心感がある
契約しているキャリアなので、個人情報の取り扱いなどに関して高い安心感があります。
デメリット
- 現金化できない
下取り額は、新しい端末の購入代金からの割引や、キャリアのポイントとして還元されるのが一般的です。現金として受け取ることはできません。 - 買取価格が比較的安い
一般的に、後述する買取専門店やフリマアプリと比較すると、下取り価格は安くなる傾向にあります。 - 対象機種が限定される
あまりに古いモデルや、画面割れなど状態が悪い端末は下取り対象外となる場合があります。
こんな人におすすめ
- とにかく手間をかけずに、新しいiPhoneを少しでも安く購入したい人。
- 現金化にはこだわらず、手続きの簡単さを最優先する人。
方法2:フリマアプリ・ネットオークション
メルカリやヤフオク!といった、個人間で売買を行うプラットフォームを利用する方法です。自分で価格を設定し、購入者と直接やり取りを行います。
メリット
- 高く売れる可能性がある
買取業者のマージンがかからないため、需要と供給が合致すれば、市場価格に近い、あるいはそれ以上の高値で売れる可能性があります。 - 自分で価格を決められる
売りたい価格を自分で設定できる自由度の高さが魅力です。
デメリット
- 手間と時間がかかる
商品の写真撮影、説明文の作成、購入希望者とのコメントのやり取り、梱包、発送など、全ての作業を自分で行う必要があります。 - 個人間トラブルのリスク
「ネットワーク利用制限が△であることを説明していなかった」「商品状態の説明と実物が違う」など、クレームや返品要求といったトラブルに発展する可能性があります。特に残債のある端末は、後の赤ロム化を巡ってトラブルになりやすい傾向があります。 - すぐに売れるとは限らない
出品しても買い手がつかず、現金化までに時間がかかることがあります。
こんな人におすすめ
- 多少の手間やリスクを厭わず、1円でも高く売りたい人。
- フリマアプリでの取引経験が豊富で、トラブル対応にも慣れている人。
方法3:スマホ買取専門店(PRODIGなら安心・確実!)
PRODIGのような、中古スマホの買取を専門に行う業者に売却する方法です。専門知識を持ったスタッフが端末の状態を査定し、その場で現金化できます。
メリット
- 専門家による査定で安心
プロの目で適正な価格を査定してくれるため、価値に見合わない値段で手放す心配がありません。ネットワーク利用制限が「△」の状態でも、その価値を正しく評価してくれます。 - スピーディーに現金化できる
店舗に持ち込めば、その日のうちに査定から現金化まで完了します。急な出費でお金が必要な場合にも対応しやすいです。 - トラブルの心配がない
データ消去なども含め、専門業者が責任を持って対応してくれるため、個人情報の漏洩や売却後のクレームといった心配がありません。
デメリット
- フリマアプリの最高値には及ばない場合がある
業者の利益や再販コストなどが含まれるため、個人間取引でうまくいった場合の最高額には届かないことがあります。
こんな人におすすめ
- 残債のあるiPhoneを、安心して確実に売りたいと考えている人。
- 適正な価格で、手間なくスピーディーに現金化したい人。
- 個人間取引のトラブルは絶対に避けたい人。
ここまで3つの方法を比較してきましたが、特に残債のあるiPhoneを売却する場合、安心感と確実性を重視するなら「スマホ買取専門店」が有力な選択肢となります。次の章では、PRODIGがお客様に選ばれている理由を詳しくご紹介します。
なぜPRODIG?残債ありiPhoneの買取に選ばれる4つの安心
数あるスマホ買取専門店の中で、なぜPRODIGが残債のあるiPhoneの売却に適した選択肢なのでしょうか。それは、私たちがただ端末を買い取るだけでなく、お客様が抱える「不安」を「安心」に変えるためのサービスを徹底しているからです。価格はもちろんのこと、専門知識、個人情報保護、そして利便性の全てにおいて、お客様に満足していただける体制を整えています。PRODIGが提供する4つの「安心」を知れば、きっとあなたのiPhoneを任せたいと思っていただけるはずです。
1. 残債があってもスムーズ!減額を抑えた適正価格で買取
PRODIGでは、ネットワーク利用制限が「△」のiPhoneであっても、全く問題なく買取を行っています。一部の買取店では、「△」というだけで大幅な減額対象となったり、買取自体を断られたりするケースも少なくありません。しかし、私たちは中古スマホ市場の動向を常に把握し、豊富な再販ルートを確保しているため、「△」の端末が持つ価値を正確に見極めることができます。これにより、不当な減額をすることなく、お客様が納得できる適正な価格での買取が期待できます。残債があるからといって、あなたのiPhoneの価値が不当に低く評価されることはありません。専門スタッフが端末の状態を丁寧に確認し、その価値を最大限に評価した査定額をご提示しますので、安心してお任せください。
2. 専門スタッフが丁寧に査済!初めての方でも安心のサポート体制
初めてスマホを売る方にとって、専門用語や査定のプロセスは不安なものです。「何か言いくるめられて安く買い叩かれないか…」といった心配をされる方もいらっしゃるかもしれません。PRODIGでは、スマホに関する深い知識と豊富な査定経験を持つ専門スタッフが、お客様の目の前で一つひとつ丁寧に査定を行います。査定額の根拠についても、「なぜこの価格になるのか」を分かりやすくご説明しますので、不明な点や疑問があればその場で何でもご質問ください。お客様に心からご納得いただいた上で買取を進めることを第一に考えています。私たちは、単なる売買の場ではなく、お客様との信頼関係を大切にするパートナーでありたいと考えています。
3. 米国国防総省基準のデータ消去!個人情報の心配無用
スマートフォンには、写真や連絡先、決済情報など、極めて重要な個人情報が詰まっています。売却する上で最も心配なのが、これらのデータが万が一にも流出しないかという点でしょう。PRODIGでは、お客様からお預かりした端末のデータを、米国国防総省が定める基準(DoD 5220.22-M)に準拠した専用システムを用いて、復元不可能なレベルまで完全に消去しています。これは、物理的にデータを破壊するのと同等の、非常に信頼性の高いデータ消去方式です。この徹底したデータ管理により、お客様のプライバシーを確実に保護します。売却後の個人情報漏洩のリスクは一切ありませんので、安心してあなたの大切なiPhoneをお預けいただけます。
4. 秋葉原駅チカ!アクセス抜群の店舗で即日現金化
PRODIGの買取は、東京・秋葉原にある店舗での対面買取です。JR秋葉原駅の電気街改札から徒歩数分という、非常にアクセスしやすい場所に店舗を構えています。お仕事帰りやお買い物のついでに、気軽に立ち寄っていただくことが可能です。店舗にお持ちいただければ、専門スタッフがその場で迅速に査定を行い、金額にご納得いただけ次第、即日で現金をお支払いします。「急な出費でお金が必要になった」「新しいiPhoneの購入資金をすぐにでも作りたい」といったニーズにもスピーディーに対応できます。予約は不要ですので、あなたの都合の良いタイミングでご来店ください。
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要注意!iPhoneを売った後の残債はどうなる?

無事にiPhoneを売却できて一安心。しかし、ここで一つだけ忘れてはならない重要なことがあります。それは、売却後も残っている分割払いの支払いです。「本体を売ったのだから、もう支払う必要はないのでは?」と考えてしまうと、後々大変なトラブルに発展する可能性があります。ここでは、iPhoneを売却した後の責任について、正確に理解しておきましょう。この点をしっかり押さえておくことで、最後まで気持ちよく取引を終えることができます。
売却後も分割払いの義務は継続します
まず、大前提として理解しておかなければならないのは、iPhone本体の所有権と、分割払いの契約(割賦契約)は全くの別物であるということです。
iPhoneを売却するということは、その「モノ」としての所有権を買取業者や次の購入者に譲渡する行為です。一方で、分割払いの契約は、あなたと携帯電話会社との間で結ばれた金銭の貸借契約です。したがって、iPhone本体が手元からなくなったとしても、携帯電話会社に対する支払い義務が消えることはありません。
売却して得たお金は、あくまでiPhoneという資産を現金化したものであり、ローンの残高が自動的に相殺されるわけではないのです。これまで通り、毎月の携帯電話料金と一緒に、あるいは設定した支払い方法で、分割払いの残額を完済するまで支払い続ける必要があります。この点を勘違いしていると、次のステップで説明する「赤ロム」のリスクに直結してしまいます。
支払いを滞納すると「赤ロム」になり、トラブルの原因に!
もし、iPhoneを売却した後に、残っている分割払いの支払いを忘れたり、意図的にやめてしまったりするとどうなるでしょうか。
支払いが滞ると、契約先のキャリアは、あなたが売却したiPhoneに対して通信制限をかけます。これにより、そのiPhoneのネットワーク利用制限ステータスは「△」から「×」へと変わってしまいます。この「×」の状態になった端末を、通称「赤ロム」と呼びます。
赤ロムになったiPhoneは、Wi-Fi以外のSIMカードを使った通信(通話、SMS、モバイルデータ通信)が一切できなくなります。つまり、スマートフォンの最も基本的な機能が使えなくなってしまうのです。
この事態は、あなた個人だけの問題では済みません。あなたが売ったiPhoneを買い取ったPRODIGや、その先で購入した次のユーザーが、ある日突然通信できなくなるという大きな迷惑を被ることになります。これは重大な契約不履行であり、買取業者から損害賠償を請求されるなど、深刻な法的トラブルに発展する可能性が非常に高いです。
iPhoneを売却するということは、その対価を受け取る代わりに、端末が将来にわたって正常に通信できる状態を維持する責任を負うことでもあります。売却後も、分割払いは必ず最後まで誠実に支払い続けるようにしましょう。
残債のあるiPhoneを売る際によくある質問(FAQ)

ここまで記事を読んでいただき、残債のあるiPhoneを売却する際の基本的な知識や流れはご理解いただけたかと思います。しかし、実際に売却を考え始めると、さらに細かい疑問や不安が出てくるものです。このセクションでは、お客様から特によく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。あなたの疑問も、きっとここで解決するはずです。
Q. ネットワーク利用制限が「×」(赤ロム)でも買い取ってもらえますか?
A. 申し訳ございませんが、ネットワーク利用制限が「×」(赤ロム)の状態の端末は、PRODIGでは基本的に買取を行っておりません。赤ロム端末は国内でのSIMカードを利用した通信ができないため、中古市場での価値が著しく低くなってしまいます。売却をお考えの場合は、必ずネットワーク利用制限が「◯」または「△」の状態であることをご確認の上、ご来店ください。
Q. 売却前にSIMロック解除は必要ですか?
A. SIMロック解除は必須ではありませんが、可能であれば解除しておくことをおすすめします。 SIMロックが解除された「SIMフリー」の状態のiPhoneは、利用できる通信キャリアの選択肢が広がるため、中古市場での需要が高まります。そのため、SIMロックがかかった状態の端末よりも、査定額が数千円から1万円以上アップする可能性があります。SIMロック解除は、各キャリアのウェブサイト(My docomoなど)からご自身で無料で行える場合がほとんどです。少しの手間で買取価格が上がる可能性があるため、ぜひお試しください。
Q. 分割払いを一括で精算してから売った方が高く売れますか?
A. 分割払いを完済し、ネットワーク利用制限を「◯」の状態にしてから売却すれば、理論上は「△」の状態よりも高い査定額が期待できます。しかし、その価格差が、あなたがこれから支払う残債の総額を上回ることはほとんどありません。例えば、残債が5万円ある端末を完済して「◯」にしたとしても、買取価格の上昇分が5万円以上になることは稀です。そのため、手元に資金的な余裕がなければ、無理に一括精算する必要はありません。 「△」のまま売却し、手に入れた現金と合わせて、これまで通り分割で支払っていくのが現実的で賢い方法と言えるでしょう。
Q. 付属品がなくても買取可能ですか?
A. はい、iPhone本体のみでも問題なく買取可能です。充電ケーブルやACアダプタ、イヤホン、外箱などの付属品がなくても、買取価格が大幅に下がることはありませんのでご安心ください。もちろん、購入時の付属品が全て揃っている状態であれば、査定額にプラスに働く可能性がありますので、お持ちの場合はぜひ本体と一緒にお持ち込みください。特に、未使用の付属品は査定額アップのポイントになります。
まとめ:iPhoneの残債があっても大丈夫!まずはPRODIGで無料査定を
今回は、分割払いの残債が残っているiPhoneの売却について、その仕組みから具体的な方法、注意点までを詳しく解説しました。
この記事の重要なポイントを改めておさらいしましょう。
- 残債のあるiPhoneでも売却は可能で、鍵となるのは「ネットワーク利用制限」の状態です。
- 売却前には必ずIMEI番号を確認し、キャリアのサイトで利用制限ステータスをチェックしましょう。
- 売却方法にはキャリア下取り、フリマアプリ、買取専門店の3つがありますが、安心・確実・スピーディーさを求めるならPRODIGのような専門店が有力な選択肢です。
- iPhoneを売却した後も、分割払いの支払いは必ず継続する必要があります。滞納すると「赤ロム」となり、重大なトラブルに発展します。
残債があるというだけで、iPhoneの売却を諦めてしまったり、不安に感じたりする必要は全くありません。正しい知識を持って、信頼できるパートナーを選べば、それは新しいデバイスへの賢いステップとなります。
PRODIGでは、お客様一人ひとりの状況に寄り添い、ご納得いただける形での買取を心がけています。査定は無料で行っておりますので、「まずは自分のiPhoneがいくらになるのか知りたい」というだけでも大歓迎です。
秋葉原の店舗で、専門知識豊富なスタッフがあなたのご来店をお待ちしております。
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